ストック型社会への転換
高度成長期の時代から繰り返していたスクラップ&ビルドにより、産業廃棄物や環境破壊などの問題が深刻化してきました。社会は今「つくっては壊す」消費型の社会から「いいものをつくって、きちんと手入れをして長く大切に使う」というストック型社会への転換を目指すようになりました。
パリ協定への合意
パリ協定とは、2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組み。2030年までに既存住宅を含む、住まいからのCO2排出を40%削減することを約束しています。世界規模でCO2を削減する省エネリフォームが求められています。
既存物件の30%が空き家に⁉
昭和の時代から住宅の数は右肩上がりに増加しています。しかし現状は住宅ストックが増える一方で、2033年には既存住宅の30%が空き家になると予想されています(株式会社野村総合研究所より)。住宅ストックをどのように活用していくかが今後の課題となっています。
健康住宅への注目
いまや日本の平均寿命は男女ともに世界でもトップクラスで、人生100年時代を迎えています。ただ長生きするだけでなく「心身ともに健康で 自立して生活できる」健康寿命を延ばすために住まいに、出来る役割が重要視されています。例えば断熱性能向上リフォームは、住宅内で増えている「熱中症」や「ヒートショック」の対策につながります。
ワーク・ライフスタイルの多様化
家族構成の変化やテレワークなどの働き方の多様化に伴い、ライフスタイルに合わせたリフォームのニーズが高まっています。
災害対策のニーズ拡大
昨今頻発している台風・大雨・地震・猛暑などの脅威から家族を守ることができる、災害に強い家にリフォームすることへのニーズが高まっています。