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入社後に配属されたのは京都営業所でした。前職の工務店でほぼ同様の仕事を手がけていたこともあって、比較的早い時期から案件を任されていましたね。2カ月目には毎日現場に出て職方さんたちとコミュニケーションを図っていたものです。現在は同じ営業所内の福知山リフォームセンターで主に現場監理を担当しています。こちらでは工務職は来年定年退職を迎えるベテラン技士と私の二人。内勤的な業務は先輩、現場は私という分担で様々な案件に取り組んでいます。
仕事をしていて何よりも嬉しいのは、お客様に満足いただけた時です。積水ハウスリフォームグループでは、工事完了後に毎回お客様にアンケートをお願いしているのですが、そこに私宛のお礼のメッセージが書かれていたり、最高ランクの評価をいただけたりすると感激してしまいます。実は、それらをコピーしてファイルにしまっているんです。結構溜まってきました。
もちろん、毎回毎回そう上手く行くものではありません。お客様が思い入れをお持ちのものまで新しくしてしまうわけにも行きませんから、お客様の意向を汲みながら、どこまでどう提案すれば良いのか。毎回悩むところです。
早いもので、まもなく積水ハウスリフォームグループに入社して7年目を迎えようとしています。この期間、より高品質なサービスを提供するために、私なりに心がけてきたことが二つあります。一つはお客様の本音を引き出すことです。いつもお客様のお話をじっくり聞いた上で、自分なりのアイデア、考えを盛り込みプランとして膨らませるようにしているのですが、「ご要望として出てこないお客様の本当の気持ち」まで深く理解することが大切なんです。お客様の何気ない一言からその気持ちを伺えることが少なくありません。
もう一つは、職方さんとのコミュニケーションです。私自身、複数の案件を並行して担当することが多いので、現場が今どんな様子なのか、問題がないかを逐一報告してもらえるような関係を構築しておかなければならないからです。特に重要なのは安全面です。事故が起きてからでは遅いので、「少しでも危ないことがあったら必ず連絡してほしい」「決して現場の中だけで収めないでほしい」とお願いしています。こればかりは、一方通行では成立しないので、女性ならではの気遣いも入れながら機会がある度に働きかけるようにしています。
最近手がけた1階部分の全面改装案件もそれらを踏まえて取り組み、実績を残すことができたと実感しています。間接照明やアイランドキッチンなどを取り入れたり、複数の小さな部屋を大きなリビングスペースに改修したりと、自分なりに色々挑戦させてもらいました。やりがいがありましたね。正直言うと、現場では変更もあり、お客様と職方さんの調整が大変だったんです。最終的には、お客様に「想像以上の出来栄え」と仰っていただき、苦労も吹き飛んでしまいました。
今毎日やりたいことをやらせてもらっています。リフォームアドバイザーを含め、職場に女性が多いこともあってフランクな雰囲気なので、自分の意見を発信しやすいんです。「こうしてほしい」ということがあれば、本社の方にダイレクトに提案することもできます。とかく、建築とか工務と聞くと男性中心のイメージをお持ちになられるかもしれませんが、少なくとも積水ハウスリフォームは違います。同僚も職方さんも皆さん女性に優しいですよ。どんどん飛び込んできてください。
私自身は、コミュニケーションスキルや状況判断力、柔軟な思考力・発想力を磨き、工務職としてより一層レベルアップしていきたいですね。まずは、一級施工管理技士の資格を取得することが次の目標です。来年には絶対に取りたいと思っています。